【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は10日の首席秘書官会議で、北朝鮮が標準時の変更を発表したことについて、「いかなる事前協議や通知もなく標準時変更を発表したことは極めて遺憾だ」と強く非難した。 また、「北はわれわれの対話と協力の提案に何の反応もしないまま、時間までも分離させるのは南北協力と平和統一の努力に逆行するものであり、国際社会の意見を無視する行為だ」と述べた。 北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、「東経127度30分を基準とする時間(現在の時間より30分遅い)を朝鮮民主主義人民共和国の標準時間に定め、平壌時間と命名する」と報じた。また、標準時間を変更する理由について、「日本の帝国主義者らは三千里疆土(朝鮮半島)を無残に踏みにじり朝鮮民族抹殺政策に没頭し、朝鮮の標準時間まで奪うという許せない犯罪行為を行った」と言及。8月15日はこうした民族の受難の歴史に終止符が打たれた日だと強調した。  朴大統領は「このような措置により南北の異質性がさらに深まる懸念があり、北の独断的な決定に対し国際社会から非難が提起されている」と指摘。その上で、「北は分断を固定化させたり孤立の道に陥ったりせず、民族の同質性と連携性の回復の道に進むべきだ」と強調した。 sjp@yna.co.kr
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