【ソウル聯合ニュース】マレーシアで今月初めに開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の外相会議で、北朝鮮の核やミサイルに対する懸念などを示した声明が相次いで採択された。 韓国外交部とASEANによると、ASEAN10カ国と韓中日の外相が参加するASEANプラス3外相会議と韓国・ASEAN外相会議では議長声明が、ASEAN外相会議では共同声明がそれぞれ採択された。 ASEANプラス3外相会議の議長声明は、朝鮮半島の安保状況に対する懸念を表明し、域内の平和と安定、安保維持の重要性を強調。国連安保理決議の完全な順守、核放棄を盛り込んだ2005年の6カ国協議共同声明に伴う当事国の履行の必要性などが強調されたと記した。 韓国・ASEAN外相会議の議長声明は域内の平和と安定維持の重要性を再確認し、朝鮮半島の非核化に対する支持を表明した。 ASEAN外相会議の共同声明も、弾道ミサイル発射を含む朝鮮半島情勢に対する懸念を表明し、域内の平和と安定、安保維持の重要性を強調した。また、朝鮮半島の非核化や統一に向け6カ国協議の早期開催に必要な環境づくりと南北対話を促した。 ただ、ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議の議長声明は9日現在、発表されていない。 一連のASEAN外相会議は今月4~6日にマレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。 csi@yna.co.kr
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