【ソウル聯合ニュース】韓国の故金大中(キム・デジュン)元大統領夫人、李姫鎬(イ・ヒホ)氏が5日、北朝鮮訪問にあたり、朝鮮半島分断70年の悲しみと痛みが癒されることを願うというメッセージを伝えた。 李氏と共に訪朝する金大中平和センター理事の金聖在(キム・ソンジェ)元文化観光部長官が出発前に金浦空港で記者会見し、「李氏は『わが民族が分断70年の悲しみと痛みを癒し、6・15(2000年の南北共同宣言)の精神で和解、協力し、愛し合い、平和に往来しながら暮らす民族になることを願う気持ちで、平壌に向かう』と話した」と明らかにした。今回の訪朝により、李氏だけでなく南北が対話や往来、交流協力する道を開けられるようになることを願ったという。 李氏の訪朝は、2000年6月の金元大統領の南北首脳会談時と2011年12月の金正日(キム・ジョンイル)総書記の弔問に続き、3回目となる。 李氏や金氏、白楽晴(ペク・ナクチョン)ソウル大名誉教授ら19人の訪朝団は、金浦空港から黄海上空を飛ぶ直行便で平壌入りする。韓国の格安航空会社(LCC)、イースター航空のチャーター便を利用する。北朝鮮に4日間滞在し、小児科や産婦人科の病院、児童施設、妙香山を訪問する予定だ。取材陣は同行しない。 金氏によると、宿泊先の百花園招待所と妙香山ホテルには韓国統一部と連絡を取るための直通電話とファクシミリが設置された。 李氏は北朝鮮から戻る8日に金浦空港で記者会見を開く予定だ。 mgk1202@yna.co.kr
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