【東京聯合ニュース】ロッテグループの経営権をめぐり創業者一族が対立している問題で、ロッテホールディングス(HD、本社・東京)の佃孝之社長が4日、東京都内で韓国メディアとの懇談会を開き、創業者の次男でロッテHD副会長(韓国ロッテグループ会長)の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏を支持すると表明した。 佃氏は東彬氏について、とても経験が豊富で、韓国で事業を大きくすることに貢献があったとした上で、世界の製菓事業について詳しく、法と原則を基本とする企業運営を柱と考える方と評価した。また佃氏は自身が日本事業を、東彬氏が韓国事業を担当することを強調した。 また、1月にロッテHDの副会長を解任された創業者の長男、辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏については頭が良くて優秀な方とする一方で、企業統治のルールと原則により、副会長に適合しないという判定を受けたと説明した。佃氏は東主氏については日本名で呼び、東彬氏については韓国名で呼んだ。 佃氏は同日正午、韓国メディアの東京特派員に対し、午後2時から都内のホテルで懇談会を行うと通知した。韓国ロッテグループの系列会社37社の社長が同日、「ロッテグループを率いるリーダーとして辛東彬会長が適任者だという意見で一致し、支持を表明する」との内容の声明を発表したことを受けて行われたものとみられる。 yugiri@yna.co.kr
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