【世宗聯合ニュース】韓国で、7月中旬から中東呼吸器症候群(MERS)の拡大が落ち着きを見せたことで同月の国内線旅客数は前年に比べ増加したが、国際線旅客数はマイナスだったことが4日、分かった。 航空業界によると、7月の国際線旅客数は453万7000人(仮集計)で前年同月比15.0%減少した。減少幅が6月(同12.1%減)を上回り、繁忙期の7月にMERSの影響がより大きかったことがうかがえる。 大韓航空とアシアナ航空は6月中旬からそれぞれ30を超える路線で運休または減便したが、今月初めから通常通り運航している。 国際線旅客数は7月の第1週が前年同週に比べ20.1%減少したが第5週は同6.9%減と減少幅が縮小している。国土交通部が中国航空当局に韓国便の運航再開を要請する書簡を送ったほか、大韓航空とアシアナ航空が観光業界と手を組み、大規模なファムツアーや特別販売プロモーションを実施するなど航空旅客誘致に向けた努力が功を奏した。 しかし、1月からMERS感染者が発生する前までの成長率(毎月15~20%)の水準を回復するにはさらに時間が掛かる見通しだ。 7月の国内線旅客数は227万9000人(仮集計)で前年同月比5.3%増加した。6月は同5.5%減だった。済州路線を中心に7月中旬から増加に転じた。 大韓航空とアシアナ航空は、8月の国際線予約率が路線別で80~90%に上り国際線旅客数が再び増加に転じると期待している。アシアナ航空の場合、予約率は中国路線が86%、日本路線が82%、欧州路線とオセアニア路線がそれぞれ91%となっている。 hjc@yna.co.kr
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