【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議やASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席するため4日、マレーシアに出発する。 首都クアラルンプールでは5日から両会議のほか、タイやミャンマーなどメコン川流域5カ国との外相会議、ASEANプラス3(韓中日)外相会議、東アジアサミット(EAS)外相会議などが相次いで行われる。 特に北朝鮮が参加するARFでは6日午後、小人数による自由討論と総会が相次いで開催され、北朝鮮の核問題や、中国が南沙諸島で岩礁を埋め立てて緊張が高まる南シナ海情勢などの国際情勢が幅広く議論される予定だ。 今回の会議には北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相、米国のケリー国務長官、中国の王毅外相、日本の岸田文雄外相、ロシアのラブロフ外相ら、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の外相が顔をそろえる。各国の外相は多国間協議以外にも2国間などで接触し、懸案に対する協議を行うものとみられる。 政府当局者は3日、尹長官が5日午後にラブロフ長官、王外相と外相会談を続けて行う予定と明らかにした。両会談では北朝鮮の核問題に対する対応策が主な議題になるとみられる。 政府は米国、日本とも2国間、または韓米日外相会談の開催を推進しているが、まだ日程の調整が終わっていないという。 また会議期間中に南北外相が接触するのかについても注目が集まっている。 さらに、最近高官の交流が減っている北朝鮮と中国の外相が会談を行った場合、中国政府が主催する9月3日の抗日戦争勝利70年の記念行事に関する議論がある可能性もあり、今後の中朝関係や北朝鮮の核問題にとって重要な契機になるものとみられる。 yugiri@yna.co.kr
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