北朝鮮に拘留された韓国系カナダ人のイム・ヒョンス(60)牧師が北朝鮮当局に「体制転覆」の疑いを認めたとAFP通信が31日、報じた。(提供:news1)
北朝鮮に拘留された韓国系カナダ人のイム・ヒョンス(60)牧師が北朝鮮当局に「体制転覆」の疑いを認めたとAFP通信が31日、報じた。(提供:news1)
北朝鮮に拘留された韓国系カナダ人のイム・ヒョンス(60)牧師が北朝鮮当局に「体制転覆」の疑いを認めたとAFP通信が31日、報じた。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は30日夜、イム・ヒョンス牧師が「体制転覆の動機を持って北朝鮮内に有害な宗教国家を確立するために活動をした点を認めた」と報じた。

 通信によると、イム・ヒョンス牧師は北朝鮮人民文化宮殿で通信と北朝鮮官僚、外交官らに「私が担当するカナダの教会をはじめ、20か国の教会で韓国人と在外韓国人ら数万人の前で現在の北朝鮮の状況がどうなのかを知らせた」と話した後、「米国と韓国の脚本に基づいて、意図的に北朝鮮の権威と社会体制をけなした」と認めたという。

 イム・ヒョンス牧師は当初知られた通り、北朝鮮がエボラ防止のため外国人隔離措置を行っていた中、ことし1月30日、羅先経済特区入りした後、平壌で拘留された点も確認した。

 通信は、イム・ヒョンス牧師が助ける宣教活動が、北朝鮮の尊厳や体制に損傷を与えようとする計画を隠すためだ、と非難した。

 ソウルに本部を置く脱北支援団体ドゥリハナ教会のチョン・ギウォン牧師は、イム・ヒョンス牧師が北朝鮮内に孤児院と老人ホーム建設を支援して、食糧などの救援物資を送ることを行ってきたとし、彼を最も影響力のある北朝鮮宣教師のうちの1人だと評価した。

 北朝鮮は、外国宣教師たちの人道的な支援を受け入れながらも彼らの行動を不審な目で見ており、承認されていない行動をした場合、直ちに交流する措置をとってきた。


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