【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国、米国、日本の次席代表がきょう31日午後、東京都内で会合する。 3カ国の次席代表による会合は今年2回目。前回は5月に東京で、6カ国協議参加国の当局者や民間研究者が出席する国際学術会議「北東アジア協力対話(NEACD)」の開催を機に協議する。 次席代表会合には韓国外交部の金健(キム・ゴン)北核外交企画団長、米国務省のサイラー6カ国協議担当特使、日本外務省の滝崎成樹アジア大洋州局参事官が出席する。午後の3カ国会合に先立ち、午前には韓日、韓米の2国間接触が行われるもようだ。 イラン核協議の最終合意後、韓国と米国はそれぞれ中国と接触した。6カ国協議韓国首席代表の黄浚局(ファン・ジュングク)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は先週末に中国訪問し、サイラー氏は26日から韓中を訪問している。 次席代表会合はこうした中国との協議を踏まえての開催となる。3カ国は対話のドアを開けておく一方で、北朝鮮に対する実効的な圧力の強化と中国の積極的な関与を通じ北朝鮮を対話のテーブルに引っ張り出す方策について踏み込んだ協議を進めるとみられる。 また、北朝鮮が10月10日の朝鮮労働党創建記念日に合わせ長距離ミサイルを発射する可能性も高まっていることから、北朝鮮の戦略的な挑発を阻止するため確固たる協調姿勢を演出するものと観測される。 来月初めにはマレーシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の会議が開かれ、韓米日の外相は3カ国会合や2国間接触、さらには6カ国協議参加国の中国、ロシアとも接触して協力策を模索するとみられる。次席代表会合はこれに向けた事前調整の場となりそうだ。 一方、北朝鮮は先ごろ池在竜(チ・ジェリョン)駐中国大使が北京で記者会見を開き、米国の敵対視政策を非難すると同時に、非核化対話には関心がないと表明している。対話への流れをつくるのは依然として容易でない。 mgk1202@yna.co.kr
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