辛東彬氏(資料写真)=(聯合ニュース)
辛東彬氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の次男である辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)ロッテホールディングス(HD、本社・東京)副会長(韓国ロッテグループ会長)は29日、韓国と日本の同グループ社員らにメッセージを送り、「ロッテが長い間守ってきた企業価値が、個人の家族問題で揺さぶられてはならない」と強調した。また、「ロッテが持続的に成長できるよう全力を尽くす」と決意を表明した。 さらに、ロッテHDをめぐる一族の騒動で混乱を招いたとして「申し訳ない気持ちを禁じえない」と謝罪し、「動揺せずに業務に最善を尽くしてほしい」と呼びかけた。 ロッテHDをめぐっては、後継者レースから外れた格浩氏の長男、辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)元ロッテHD副会長が27日、親族と共に高齢の格浩氏を韓国からチャーター便で日本に連れて行き、格浩氏が自分以外の取締役に解任を言い渡す騒ぎがあった。これを受けロッテHDは翌28日に取締役会を開き、格浩氏が代表権を外れ、名誉会長に就く人事を決めた。 格浩氏が1948年に東京で創業し、67年に韓国に進出したロッテグループは、東主氏が日本事業、東彬氏が韓国事業と兄弟で役割を分担していたが、東主氏は今年1月、ロッテHD副会長を解任された。東彬氏は今月16日にロッテHDの代表取締役に選任され、韓・日ロッテグループの後継者の地位を固めたとみられていた。 ikasumi@yna.co.kr
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