ソウル中央地裁に入る加藤氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル中央地裁に入る加藤氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損した罪で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の公判が27日、ソウル中央地裁であった。今回の公判には西日本新聞の植田祐一ソウル支局長が証人として出廷し、加藤氏が書いたコラムについて、刑事訴追の対象になるとは思わないとの見解を示した。 加藤氏は昨年8月、旅客船セウォル号沈没事故当日に朴大統領が元補佐官のチョン・ユンフェ氏と密会していたとのうわさを紹介し、名誉毀損罪で起訴された。 植田氏は報道をめぐるトラブルはあり得るとした上で、朴大統領がコラムに不快に感じたことは理解できると説明。ただ、刑事訴追は国家権力がメディアを処罰するものであり、大統領としては適切ではない行動だと指摘した。 植田氏は加藤氏が事実確認を行わずにコラムを書いたとの指摘について、朝鮮日報のコラムを引用して分かりやすく説明したものと述べた。 加藤氏の次回公判は8月17日に開かれ、9月21日に結審する見通しだ。 kimchiboxs@yna.co.kr
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