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東京で靖国神社題材の絵画展 韓国人画家「歴史の直視を」
【東京聯合ニュース】韓国人画家のホン・ソンダム氏が靖国神社をモチーフに描いた凄惨(せいさん)な絵の展示会が東京都練馬区の小劇場「ブレヒトの芝居小屋」で開かれている。 会場にはホン氏が約10年かけて描いてきた作品28点が展示されている。 「靖国と刀18」は拝殿の下で、旭日旗が先端にかかげられた刀や銃を持ったがい骨が列をつくる。「ホウセンカ5」は刀を持った男性と戦争被害者とみられる女性の裸体が精肉店の肉のように吊るされている。 凄惨で衝撃的なこれらの作品には、歴史や戦争の残酷さを直視してほしいという画家のメッセージがこめられている。 靖国神社には日本の植民地時代に軍人として戦場に送られ戦死した朝鮮半島出身者と日本のA級戦犯らが合祀(ごうし)されており、韓国人遺族らは合祀に強く反発している。 嫌韓の風潮が高まり、在日コリアンに対するヘイトスピーチ(憎悪表現)が行われる中、展示会の開催は容易ではなかったが、ホン氏の思いに賛同した日本の市民団体の協力などで、開催にこぎつけた。 展示会は来月2日まで。開催中は、旧日本軍兵士となり、戦後の軍事裁判でBC級戦犯として処罰された李鶴来(イ・ハクレ)さんの講演会など、さまざまな行事が行われる。 sarangni@yna.co.kr