【ソウル聯合ニュース】韓国で輸入ビールの人気が高まり、大型スーパー各社ではビール全体の販売量の約4割を占めている。 大型スーパー最大手のイーマートでは、輸入ビールの売上高の割合は2013年には32.2%、14年は34.7%、今年1月から7月22日までは38.2%と拡大している。 同期間の韓国産ビールの割合は67.8%、65.3%、61.8%と縮小する傾向にある。 イーマートの輸入ビールの売上高は13年の564億ウォン(60億2000万円)から14年には624億ウォンへと10.6%増加。今年1月から7月22日までは376億ウォンと前年同期に比べ21.1%増加した。 このままいけば今年の輸入ビールの販売量は全体の4割を超えると、イーマートは見通した。 別の大型スーパー、ホームプラスでは輸入ビールの販売割合が既に4割を超えた。 09年の12.1%から11年には18.2%、13年に30.4%、今年1~5月は40.2%を記録した。 イーマートは輸入ビールの人気について「さまざまな種類のビールがあり、消費者が自分の好みに合わせ選べるため、こうした傾向は当面続く」と話した。 同スーパーで販売されている韓国産ビールは約50種類だが、輸入ビールは約200種類に達する。 人気の輸入ビールは、ハイネケンやアサヒ、サッポロ、ピルスナー・ウルケル、青島ビールなど。 韓国で輸入ビールの売り上げが伸びているのは確かだが、国内のビール市場の構図を変えるほどではないとする分析もある。  韓国酒類メーカーのOBビール関係者は「自由貿易協定(FTA)の影響で輸入ビールの価格競争力が高まった。ただ、国内のビール市場は家庭消費と飲食店消費に二分化される。大型スーパーを通じた販売量は全体の10%水準で、そのうちの輸入ビールの割合が増えているだけだ」と指摘した。 sjp@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0