【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院は14日、国会情報委員会で、北朝鮮が記録映像から粛清された幹部の姿を削除する作業を中止したと明らかにした。出席した与野党の幹事が伝えた。 4月末に銃殺されたとされる玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)が登場する映像が北朝鮮のテレビで放送されていることから、玄氏の処刑の真偽が取りざたされていたが、これで玄氏が処刑されたことが確認された。 最大野党・新政治民主連合幹事の辛京ミン(シン・ギョンミン)議員は、「玄氏の姿がテレビにたびたび登場するのは金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が指示したため」と説明した。処刑された幹部の痕跡を消すことが、海外から処刑を判断する根拠にされるとみて、削除する作業を中止するよう指示したという。 ikasumi@yna.co.kr
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