北朝鮮の漁船1隻が4日に韓国東部の鬱陵島近海で浸水中、韓国海洋警察によって救助されたと7日、韓国統一部が明らかにした。(提供:news1)
北朝鮮の漁船1隻が4日に韓国東部の鬱陵島近海で浸水中、韓国海洋警察によって救助されたと7日、韓国統一部が明らかにした。(提供:news1)
北朝鮮の漁船1隻が4日に韓国東部の鬱陵島近海で浸水中、韓国海洋警察によって救助されたと7日、韓国統一部が明らかにした。

 漁船に乗っていた船員5人中、3人は韓国側に亡命の意志を示している。

 韓国政府は6日、大韓赤十字社総裁名義のFAX文書を北朝鮮側に送り、北朝鮮への帰還を希望している2人の送還意志を伝達した。

 しかし北朝鮮側は、朝鮮赤十字会中央委員会の委員長名義で返信された文書には「船員5人全員を帰すこと」と要求してきた。

 また北朝鮮に戻る意志を見せている2人については早急に板門店を通じて送還すると、韓国側は伝えている。

 日本海及び黄海で漂流し、救助された北朝鮮漁船の船員が韓国側に亡命意志を明らかにしたのは、昨年6月以降初めてになる。

 当時救助された3人の船員のうち、2人が韓国側に亡命意志を明かした際に北朝鮮側は「船員たちに対面する」と露骨に不満を表していた。その後2人は韓国側に亡命し、残り1人は板門店を通じて北朝鮮側に送還された。

 先月15日には北朝鮮の軍人1人が、江原道(カンウォンド)華川(ハチョン)郡地域の軍事分界線を越え、中東部前線GPを通じて亡命した。

 北朝鮮は先月17日、中国を通じて北朝鮮地域に入って行った韓国人2人を送還した。

 統一部当局者は「北朝鮮側の返信がくれば、それに合わせて対応するつもりだ」とし、「北側が人道主義的見地と慣例に従って船員の意志を尊重してくれることを願う」と述べた。


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