中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)加盟に、北朝鮮が関心を表明した。(提供:news1)
中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)加盟に、北朝鮮が関心を表明した。(提供:news1)
中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)加盟に、北朝鮮が関心を表明した。

 北朝鮮のシンクタンクである社会科学院経済研究所のキム・チョル所長は2日、平壌(ピョンヤン)で行われた共同通信とのインタビューでAIIBに対する関心を示した。

 キム所長は個人的な見解だとしながら「AIIBに関心がある」と述べ、AIIBの国際的関心について「アメリカ主導の国際金融体制の脆弱性が表れている」と指摘した。

 北朝鮮はこれまでAIIBに対して公式立場を表明していなかった。

 さらにキム所長は「AIIBがアジアの経済開発に本当に貢献する銀行になることを願っている」と述べた。

 共同通信は、キム所長の見解に対して北朝鮮のインフラ投資とアメリカ主導の金融制裁解除に対する期待を表明したと伝えた。

 キム所長は昨年から中国の対北朝鮮原油輸出が0(ゼロ)になったことについて「聞いたことはない」とし、「世界各国から原油を確保している」と述べた。

 さらに「原油以外にガソリンなど石油製品の輸入が増加した」と述べた。

 共同通信はまた、他の社会科学院関係者であるリ・スンチョル室長ともインタビューを行い、リ室長が最近、ロシアと北朝鮮が経済協力を強化したことについて、中国との関係悪化を補うための措置だという主張を一蹴したという。

 リ室長はロシアとの経済協力を「一貫して維持している」とし、「対外関係の多角化に人力している」と強調した。


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