【ソウル聯合ニュース】韓国の小学校教科書への漢字併記に反対する「国民運動本部」が1日に発足した。国語文化運動実践協議会、ハングル文化連帯、全国教職員労働組合など46のハングル団体、教育団体、保護者団体、市民団体が参加している。 国民運動本部はこの日、ハングルを制定した朝鮮王朝第4代王、世宗大王の銅像があるソウル・光化門広場で記者会見し、「漢字を併記した教科書は歴史に逆らうもの。ハングルだけの教科書でも韓国語の意味を理解するのに何の問題もない」と主張した。 会見では「学習量が多く小学生が大変な思いをしている中で漢字併記教科書が出版されれば、学業の負担がさらに増す」との指摘も挙がった。 教育部は昨年9月、児童らの語彙(ごい)力向上のため2018年から小学校教科書に漢字を併記する方針だと発表した。韓国では1970年に小学校教科書への漢字表記が廃止された。 stomo@yna.co.kr
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