【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は30日、空軍が初めて導入する空中給油機に、欧州のエアバス・ディフェンス・アンド・スペース(エアバスD&S)のA330MRTTを選定した。 候補機種にはA330MRTTのほか、米ボーイングのKC46A、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)の3機種が挙がっていた。 空中給油機事業の総予算は1兆4881億ウォン(約1640億円)で、2020年までに計4機を導入する。 A330MRTTは07年にエアバスのA330-200を改良して開発された多目的空中給油機。全長は58.80メートル、胴体の幅は5.6メートルに達し、次世代の給油・輸送機では最も大きい。オーストラリアやサウジアラビア、英国などで計24機が運用されている。 燃料の搭載量は111トン。給油方式はフライングブームとプローブ・アンド・ドローグ方式のいずれも可能だ。韓国空軍の戦闘機F15Kの21機、KF16の41機に給油できる。300人が搭乗可能で、貨物は4万5000キロを搭載できる。最大の航続距離は1万4800キロに上る。 kimchiboxs@yna.co.kr
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