【ソウル聯合ニュース】韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が広がっている影響で利用者が減少していた仁川国際空港からの出入国者数が、今月23日から増加に転じたことが分かった。仁川国際空港公社が30日明らかにした。 前週比の出入国者数は6月10日が14.4%減で最も低く、その後11日が13.1%減、12日が12.1%減、13日が11.8%減と減少幅が小さくなった。23日からは前週比の利用者数が2.9%の増加に転じた。 また入国者数は24日から前週比で増加となった。一方で、出国者数は22~25日までは増えたが、その後はまた減少に転じた。 MERSの影響が沈静化する兆しとみられるが、出入国者数を前年同期と比べると、状況は良くない。6月最終週からは本格的な休暇シーズンを迎えて出国者数が増え、韓国を訪問する外国人観客数も増加するが、現在はそのような傾向が見られない。空港利用者数が前週比で増加したものの、例年と同様の休暇シーズン効果は期待しにくい見通しだ。 仁川空港公社の関係者は「空港利用者数が前週比で増えたのは肯定的に見ることができるが、特別に意味ある変化ととらえるのは、早まった判断かもしれない」と説明し、判断を留保した。 yugiri@yna.co.kr
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