去る5日に放送された日本のフジテレビ・金曜プレミアム「池上彰緊急スペシャル!」において、韓国人へのインタビューの場面で内容が実際の発言と異なる字幕を流していたことがわかった。

 同番組では「知っているようでよく知らない韓国のナゾ」をテーマに扱った。その中で、韓国人に日本について話を聞く街頭インタビューの様子も放送された。インタビューではある女子高生が韓国語で「文化がたくさんあります。だから、外国の人がたくさん訪問してくれているようです」と語ったが、字幕は「嫌いですよ。だって韓国を苦しめたじゃないですか」と流れた。日本のニュースサイトやSNSなどで指摘され、問題となっている。また、放送倫理・番組向上機構(BPO)にも意見や苦情が寄せられているという。

 これを受け、同番組のホームページでは「お詫び」として、謝罪文を掲載した。

 謝罪文によると、女性のインタビューに答えるシーンについて、「誤って、韓国を好きな理由について話している、『文化がたくさんあります。だから、外国の人がたくさん訪問してくれているようです』という映像部分を使用してしまった。この女性は、インタビューの別の部分で、実際に『日本が嫌いです』と答えている」としている。

 また、男性がインタビューに答えるシーンでも映像と字幕の誤りを認め、「『日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです』と答えている部分で、誤って、『過去の歴史を反省せず、そういう部分が私はちょっと…』と話している映像部分を使用してしまった。この男性も、別の部分で実際にこのように発言している」と説明した。

 また、いずれも、編集作業段階でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため、誤った映像を放送したとのこと。最後に「視聴者の皆様、インタビューにご協力いただいた方々、並びに関係者の皆様にお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないよう再発防止に努めてまいります。(原文ママ)」と締めくくった。

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