キム・テホセヌリ党最高委員(52)が29日、平沢(ピョンテク)現場最高委員会議で“犬死に=無駄死に”発言をし、物議を醸している。
キム・テホセヌリ党最高委員(52)が29日、平沢(ピョンテク)現場最高委員会議で“犬死に=無駄死に”発言をし、物議を醸している。
キム・テホセヌリ党最高委員(52)が29日、平沢(ピョンテク)現場最高委員会議で“犬死に=無駄死に”発言をし、物議を醸している。

 キム委員はこの日、「第2延坪海戦」13周年に合わせて開かれた平沢現場最高委で「二度と、我々の息子や娘がこのような“犬死に”に遭うようなことがあってはならない」と述べた。

 キム委員は「(延坪海戦当時は)真の国家でもなかった。おかしな戦闘規則遵守のために、無防備に北朝鮮の奇襲攻撃に遭わなければならない、そんな状況だった」とし、「本当にこういう事があれば、今後は勇猛に即刻に対応しなければならない。誤った取り扱いをすれば百倍、千倍、さらに応分の代価を覚悟しなければならないほど、果敢に対応しなければならない」という発言の中で「犬死に」という表現を使用した。

 しかし、「犬死に」は「何のやりがいや価値のない死」を比喩的に使う言葉であり、キム委員の表現は適切であったのかと、問題に発展している。文脈上では理解可能な表現ではあるが、少し行き過ぎた側面があるということだ。

 ある出席者は「キム最高委員の発言趣旨は十分に理解する」としながらも、「遺族がこのような表現を聞いたら、気分はどうか。表現が行き過ぎていたようだ」と指摘した。

 これに関連し、新政治連合ホ・ヨンイル副報道担当者は論評を通じて「延坪海戦の戦死者に関して“犬死に”と表現したことは、国家観が疑われる発言だ。延坪海戦での戦死将兵を冒とくすることで、遺族の胸に釘を打ち込むことだ」として、国民と遺族に対する謝罪を促した。

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