【ソウル聯合ニュース】北朝鮮がベトナムに積極的に進出し、外貨獲得に努めている。 韓国の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)のホーチミン貿易館によると、北朝鮮は4月15~18日のベトナム国際見本市(ベトナムエキスポ)に朝鮮平壌貿易や金剛山貿易など6社を参加させ、北朝鮮製品を売りこんだ。1ブース当たり約1200ドル(約14万8000円)の出展料を払ったとされる。これまでは1~2ブースの出展にとどまっていた。 3月にはベトナム商工会議所(VCCI)のホームページに、元山・金剛山開発関連の投資を呼びかける文章を掲載した。元山港湾都市や馬息嶺スキーリゾートなど主要観光地を紹介している。 また、北朝鮮は総額120万ドルを直接投資し、ホーチミンとハノイで5つの店舗を運営している。ただ、このうち北朝鮮料理の専門店2店は休業してからしばらくたつ。残りの北朝鮮料理店2店と、紅参(高麗人参を蒸して乾燥させたもの)製品などを扱う健康食品の小売店では、ホームページやフェイスブックなどを利用して営業と広報活動を活発に行っている。インターネット上で共同購入サイトも運営中だ。 KOTRAホーチミン貿易館の関係者は、外国企業の対ベトナム投資で北朝鮮は現在81位にとどまっており、積極的なマーケティング活動にもかかわらず、まだ足場は固まっていないと分析した。 mgk1202@yna.co.kr
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