【北京聯合ニュース】中国・北京に滞在していた北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相が中国高官と接触するかに注目が集まっていたが、結局、特別な動向はみられなかった。北京の複数の消息筋が22日までに明らかにした。 アフリカ歴訪のため18日に北朝鮮を出発した李氏は同日に経由地の北京に到着。市内中心部の北朝鮮大使館で滞在し、21日にアフリカに向け出国した。 中国は9月に予定している抗日戦争勝利70年の記念式典に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を招待している。また、北朝鮮では深刻な干ばつが続いているため、今回の訪中を機に李氏が中国高官と接触するのではないかとの観測が出ていた。 だが、李氏は大使館の外に全く出なかったという。ある消息筋は李氏が北京に4日間滞在した理由について、北京発アフリカ行きの便に問題があり待機していたと説明した。 最近の冷え込んだ中朝関係を踏まえると、李氏が極秘に中国当局者と接触した可能性は低いとみられる。このため李氏が4日間も北京に滞在しながら中国側と接触しなかった背景に注目が集まる。 北朝鮮の3回目の核実験実施や、対中外交の中心的役割を果たしてきた張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の処刑などを受け、中朝関係は冷え込んでおり、中朝間の高官接触は数年間中断した状態だ。 ikasumi@yna.co.kr
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