サッカー女子W杯・決勝トーナメントのフランス戦に敗れ、大会を去ることとなった韓国女子代表。だが、決して諦めることのない姿は関心と歓声を得るに十分だった。
サッカー女子W杯・決勝トーナメントのフランス戦に敗れ、大会を去ることとなった韓国女子代表。だが、決して諦めることのない姿は関心と歓声を得るに十分だった。
「これまで、韓国で女子サッカー選手として立つことは、少し悲しいものがあった」

チョン・ガウル の最新ニュースまとめ

 韓国サッカー女子代表のチョン・ガウル(26、現代製鉄)は去る5月18日、ソウル光化門で開かれた2015FIFAカナダ女子W杯出陣式で涙を堪えることができず、心境を明かした。

 彼女の言葉が語るように、韓国における女子サッカーは大きな関心を向けられることもなく、人気もなかった。他種目はもちろん、男子サッカーと比べることもできないほど、関心も声援も少なかったのだ。

 決して良いとは言えないインフラの中で成長した選手たちは、集まった取材陣の前で「このように関心が向けられることで、女子W杯が近づいていることを実感する」と語ったものの、それでも彼女たちに向けられる関心と視線は、わずかだった。

 しかし、この状況の中で韓国チームは12年ぶりに出場した女子W杯・予選で奇跡のような偉業を成し遂げた。W杯での「初勝利」と「決勝トーナメント出場」を同時に果たし、歴史的瞬間を作り上げた。

 そして挑んだ22日(日本時間)、フランスとの決勝トーナメント。「もう一度奇跡を」と臨んだ試合だったが、世界ランキング・3位の壁はあまりに高く、0-3の完敗だった。

 この敗戦で大会を去ることとなった韓国女子代表だが、決して諦めることのない姿は、関心と歓声を得るに十分だった。初勝利と決勝トーナメント進出という成績も残した。

 1か月前、チョン・ガウルが流した涙、そしてフランス戦で流した涙。これらは確実に、「違う涙」だった。


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