記者会見するチャン事務局長=18日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見するチャン事務局長=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪れている世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は18日、ソウル市内で記者会見を開き、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスは感染力が強まる方向に変異していないことが確認されたと述べた。 韓国のウイルス情報を世界トップクラスの専門家と共有して分析した結果だという。また、MERSは密室環境で伝染するため大衆への危険は小さいとしながら、「われわれの期待より時間がかかろうとも、MERSは終息させられる」と強調した。 チャン氏は、韓国政府は初動対応に遅れがあったものの、その後は世界最高水準の疫学調査を行い、しっかり対処していると評価した。 WHOは本部があるスイス・ジュネーブで17日(現地時間)、緊急委員会を開き、韓国でのMERS感染の拡大は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には該当しないとし、渡航や貿易の制限導入を勧告しなかった。 韓国ではこれまでに165人が感染し、23人が死亡した。 チャン氏は19日に開幕する世界看護師大会に出席するため来韓した。 mgk1202@yna.co.kr
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