パク・ウンソン の最新ニュースまとめ
ユン・ドクヨ監督率いる韓国チームは18日(以下、日本時間)、カナダ・オタワでおこなわれた2015カナダ女子W杯・組別リーグE組スペインとの最終戦に2-1で逆転勝利を収めた。1勝1敗1分け(勝ち点4)とした韓国は、組2位で決勝トーナメント進出を決めた。
選手、監督全員に意味のある決勝トーナメント進出だが、パク・ウンソンにとっては特別に意味のある結果だった。12年の恨(韓国語でハン、未練や悔しさを表す)を晴らしたのだから。
韓国女子代表が初めて出場した2003年アメリカW杯当時、パク・ウンソンは韓国の3戦全敗をただ見守るしかなかった。それだけに、今大会で12年前の悔しさから解き放たれ、決勝トーナメント進出の切符を手にする、という意思は誰より強かった。
しかし、負傷が彼女を襲った。足首の負傷により、パク・ウンソンはブラジル戦とコスタリカ戦に出場できず、攻撃の中心となるはずのパク・ウンソンの空白は、韓国代表にとって大きな痛手になっていた。
負傷を抱えたままではあったが、スペイン戦をただベンチから見守るだけではいられなかった。2戦を1敗1分けとした韓国は、パク・ウンソンを「崖っぷちでの勝負」に投入。パク・ウンソン本人は、痛みを堪えながら自身の役割を全うするため、懸命にピッチを走り抜けた。
満身創痍の中、結局パク・ウンソンはゴールを決めることはできなかった。しかし、12年前の悔しさはゼロにした。彼女が駆け抜けた59分間で、韓国は同点に追いついた。その後、仲間に託してベンチへ下がったパク・ウンソンは、後半33分、キム・スヨンの同点ゴールをベンチから見守り、みごと決勝トーナメント進出の切符をその手に収めた。それは、12年間の”恨”から、解き放たれた瞬間だった。
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