【ワシントン聯合ニュース】訪米中の韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は15日(現地時間)、ワシントンで行った記者懇談会で、「韓米両国は北と北の核問題について一致したメッセージを送る必要があるという考えを共有している」として、米国との首脳会談が開催されれば最も重要な議題は核問題を含む北朝鮮問題になるとの見解を示した。 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は米国を訪問し、16日にオバマ米大統領と首脳会談する予定だったが、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染拡大への対応のため、訪米を延期した。早期に日程を再調整し、首脳会談を行う方針だ。 尹氏は懇談会前、ホワイトハウスで行われたライス大統領補佐官(国家安全保障担当)との会談で北朝鮮情勢について意見交換し、北朝鮮の核問題で韓国と米国、日本、中国、ロシアの5カ国が協力体制を維持することが重要との立場を確認したと伝えた。 一方、尹氏は韓国と日本の最大の課題となっている歴史認識問題について、「首脳会談の議題というよりは韓日関係が自然に韓米関係と連動するため、米国も関心を示し、われわれも(韓国政府の)立場や関係改善に向けた努力を説明している」と述べた。 朴大統領が米紙ワシントン・ポストのインタビューで、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる日本政府との交渉について「相当な進展があり、現在は最終段階にある」と言及したことに関しては、「容易ではない交渉だが、このところ少し意味のある進展があり、双方とも問題解決への意志を明確に持っていると思う」と述べた。ただ、「残っている問題を解決するためには、現在進行中の局長級協議を含め、さまざまな努力をさらに加速させる必要がある」と強調した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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