MERS隔離対象者に日本人も…検査で陰性判定受け既に帰国していた…なぜ出国できたかは不明？

韓国保健福祉部は15日、記者会見で、中東呼吸器症候群（MERS＝マーズ）の自宅隔離対象者に、外国籍の人物が20～30人おり、その中に日本人が含まれると明らかにした。病院内で接触したとみられるが、全員がウイルス検査では陰性だったという。

　関係者によると、自宅隔離対象者の日本人は2人で、いずれも15日までに日本に帰国していた。しかし、韓国政府は隔離対象者には出国禁止措置をとっており、2人がなぜ出国できたのか不明とのこと。日本の保健当局が現在、2人の経過を観察している。現在のところ感染症状はないということだ。

　一方、韓国保健福祉部・中央MERS管理対策本部は16日、中東呼吸器症候群（MERS＝マーズ）の感染者が前日より4人増えて計154人となったことを明かした。死者も3人増加に計19人と集計された。