【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は12日、ソウル近郊の京畿道庁(水原市)に設置された同道の中東呼吸器症候群(MERS)総合管理対策本部を訪問した。 朴大統領がMERS対応の現場を訪れるのは3回目。5日に隔離施設の国立中央医療院を訪れたのに続き、8日には汎政府MERS対策支援本部を訪問し、MERSの早期終息に全力を挙げる姿勢を示した。 朴大統領は京畿道MERS総合管理対策本部の状況室でMERSの拡大防止策や政府の防疫体制、各自治体の防疫対策の実施状況などを点検し、関係者を激励した。また、MERSに関するコールセンターにも立ち寄り、問い合わせの状況を確認した。 今回の状況室訪問は、MERSの拡大防止は中央政府と自治体間の緊密な協力が何よりも重要との判断によるものとみられる。 朴大統領は今後、MERSの早期終息と国民の不安解消を目指し、現場訪問を増やす考えだ。青瓦台(大統領府)の関係者は、朴大統領がMERSへの対応のため14~18日に予定していた訪米を延期したことを踏まえ、「来週のスケジュールが空いたため、さまざまな形での現場訪問を検討している」と伝えた。 韓国では先月20日に最初のMERS感染者が確認された。これまでに判明した感染者は126人、死者は11人。 stomo@yna.co.kr
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