全人代の張徳江常務委員長(左)と握手する朴大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
全人代の張徳江常務委員長(左)と握手する朴大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は11日、青瓦台(大統領府)で中国共産党序列3位の張徳江全国人民代表大会(全人代)常務委員長と会談した。朴大統領は北朝鮮の核問題について、「非核化実現のため韓中両国が協力し、意思疎通しながら共に努力していこう」と呼びかけた。 これに対し張氏は「中国は北朝鮮の核開発に反対する。6カ国協議などを通じた問題解決の進展に向け、中韓両国が緊密に意思疎通することを希望する」と述べた。 張氏はまた、中国による現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」への韓国の参加を期待するとして、「韓国のユーラシア・イニシアチブと連携し、中国の夢と韓国の夢を共に実現するよう協力していこう」と呼びかけた。これに対し朴大統領は「両国政府の構想に共通点が多いため、共に相乗効果を模索していくべきだ」と応じた。 さらに、先ごろ両国が正式署名した韓中自由貿易協定(FTA)について朴大統領は、早期発効に向け両国国会に協力を要請。張氏は早期発効に向け関連手続きを加速化し、両国国民に実質的利益をもたらすよう期待すると述べた。 張氏は韓国の鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長の招きで来韓。全人代常務委員長の来韓は2003年以来、12年ぶりとなる。 ikasumi@yna.co.kr
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