韓国保健当局は11日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)感染者が14人増えて計122人にのぼったことを明かした。
韓国保健当局は11日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)感染者が14人増えて計122人にのぼったことを明かした。
韓国保健当局は11日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)感染者が14人増えて計122人にのぼったことを明かした。

 14人のうち8人は先月27日~29日までに、三星(サムスン)ソウル病院の応急室(救急室)で14人目の患者と接触、10日に最終陽性判定を受けた。これにより、現在まで、三星ソウル病院での感染者は55人となった。

 また、1人(117人目の患者、女性、25)は医療関係者で、同期間、翰林(ハンリム)大東灘(ドンタン)聖心病院で15人目の患者と接触していた。残りの5人については、検査結果が深夜に報告され、現在、疾病管理本部が経緯を調査中だ。

 特に、三星ソウル病院で感染した8人の中には妊婦(女性、39)も含まれている。1次検査で陽性判定を受け、2次では陰性が出たが、11日午前0時ごろ最終的に陽性判定が出た。

 この日、保健当局関係者は「感染者の122人で妊婦は初めて」とし、「外国でも関連事例が少なく、合併症などの危険性について根拠は明確でないが、治療により格別の注意が必要だ」と述べた。

 妊婦の場合、抗ウィルス剤を投与するのが難しいため、症状の観察と共に積極的な対応療法を実施しなければならない。患者の状態は安定しているという。

 現在まで韓国内でのMERS感染者は計122人で、死亡者は9人だ。


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