【ソウル聯合ニュース】韓国の保健福祉部の文亨杓(ムン・ヒョンピョ)長官は10日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染状況に関する談話を発表する。談話は多数の感染者が発生しているソウルのサムスンソウル病院の救急室を先月27~29日に訪れた患者らに対し、発熱などMERSの症状が出れば病院を転々とせず、コールセンターなどを通じ保健所に連絡するよう求めるなどの内容が盛り込まれるとみられる。 また、手洗いなど感染予防の徹底を呼び掛けるほか、隔離病床の運営計画なども明らかにする見通しだ。 防疫当局は当初、サムスンソウル病院からの感染者が今月8日をピークに減少に転じると予想したが、10日に新たに確認された感染者13人中10人が同病院から感染したことが分かり、あらためて注意を促すことにした。 保健福祉部関係者は「地域社会で感染が発生したわけではなく、状況は急変していない」と説明。談話の発表について、「MERSの症状が出れば防疫当局に連絡してから診療所を利用することをあらためて強調するもの」と述べた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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