保健福祉部の中央MERS管理対策本部=(聯合ニュース)
保健福祉部の中央MERS管理対策本部=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部は9日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が新たに8人増え、計95人になったと発表した。また、感染者のうち1人が死亡し、韓国国内の死者は7人に増えた。 新たな感染者のうち3人は、先月27~29日にソウルのサムスンソウル病院の救急室で2次感染者から感染した。同病院から発生した患者は37人に増えたが、増加の勢いは衰えた。 また1人は、これまで7人の患者が発生している大田市の建陽大病院で感染した。残り4人は三つの医療機関での感染者だ。これら病院はMERSコロナウイルス患者が来院したことはあったが、感染者は確認されていなかった。 また、感染者のうち1人が隔離前に地方の3病院を来院していたことが確認され、これらの病院を訪れた人もすべて自宅、または病院に隔離された。 一方、7人目の死者は60代の女性で、弁膜に疾患があった。先月27~28日に呼吸困難を起こしサムスンソウル病院の救急室に運ばれた際、感染者に接触した。陽性判定が出た後、隔離され治療を受けていたが、容体が悪化し死亡した。 保健福祉部は「サムスンソウル病院の救急室を訪れた患者らによる第2次の流行は収まりつつあり、そのほかの医療機関で発生したケースは散発的な様相となっている。今週が感染拡大を断つためのヤマ場になると判断し、対応に総力を挙げる」と話した。 mgk1202@yna.co.kr
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