中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の陽性判定を受けた2人目の患者が8日、退院した。彼は8日、大韓医師協会7階会議室でインタビューに応じた。
中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の陽性判定を受けた2人目の患者が8日、退院した。彼は8日、大韓医師協会7階会議室でインタビューに応じた。
中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の陽性判定を受けた2人目の患者が8日、退院した。彼は最初の患者が3番目に訪れたとされるソウル市内の医院の医師(男性、50)だ。

 5月17日、初の患者を診療した後、5月25日から熱などの症状が出始め、26日に陽性判定を受けて隔離措置された。そして2週間ぶりに退院した。回復がはやかった理由は初期に治療に入ったためだというのが、彼の説明だ。症状が出てすぐに保健当局に自身の状態を報告した。

 彼は8日、大韓医師協会7階会議室でインタビューに応じた。

■退院おめでとうございます。いまの体調はどうか。
何ともない。咳だけが少し出る。

■入院前と同じ体の状態なのか。
現在はそのように感じる。

■最初の患者が初めて来院したときの状況は。
5月17日、患者はコンディションが良くなかった。その前に私たちの病院に通院していた患者でよく知っていた。レントゲンを撮り、10分以上、診察した。しかし、状態が悪く、三星(サムスン)ソウル病院に送った。

■状態が良くないというのは、どういう意味か。
X線上、肺炎所見がひどかった。他の病院で治療がまともにできなかったのだろう。好転がみられず、私たちの病院に来た。

■別の疾病も考えられたのか。
来院した際、初めから肺炎、結核が疑われると話していた。

■初め、MERSの症状を感じた際、どうだったか。
5月20日に最初の患者が確信判定を受けたと連絡が来た。そのとき私も感染の恐れがあるのか、症状はどうか細かく観察した。当時はMERSの伝染力などに対して確実な情報がなかった。注意しようという状況であり、ひょっとしてという思いからマスクを使用して診療した。2次患者が発生するのを見て、伝染力があると見られ、その時から診療はしなかった。個人的な症状は前日から消化器に症状が現れた。熱はなかった。

■月曜日から熱が出たのか。
月曜日(5月25日)の夕方から熱が出た。検査を受けなければと思い保健当局に連絡した。熱はそれほど高くなく、筋肉痛があった。ある程度はMERSかもしれないと感じており、症状はインフルエンザよりひどくなく、検査時も治療の可能性があるという水準だった。陽性判定を受けた際も、症状はそれほどひどくはなかった。

そのため、MERS症状の初期にすぐ治療に入れば、ひどい症状に発展しないと考えている。病気の薬(感染治療)の副作用なのかわからないが、消化不良もあった。治療から3~4日がつらく、ひどい時は40度近くまで熱が上がった。5日目からは熱も下がり、回復していった。

■最もコンディションがつらかった症状や痛みは。
はやくに診断されたため、それほどつらくはなかった。呼吸困難もなかった。

■筋肉痛があったとのことだが、痛みはどれほどか。
インフルエンザの痛みが7だとしたら、MERSは3~4ほどだ。脚の方に痛みがあった。

■隔離病院ではどのような治療を受けたか。
隔離されたからといって、治療が特別なわけではない。治療は抗ウイルス剤の注射を打ち、熱が出たらそれにともなう治療を受ける水準だった。ただし、食事をするのが最も不便だった。(消化器不良により)おかゆのようなものを食べていた。

■完治した患者として言いたいことは。
新型インフルエンザが流行した際、多くの方々が亡くなった。いまの状況はその時よりも深刻なのかは分からないが、ひとまず恐怖感はあった。新型インフルエンザの時も早期診断すれば何ら問題はなかった。新型インフルエンザは48時間内に治療すれば、難しいことなく治療ができる。MERSも私の経験を通じて、迅速診断をし、治療が施行されれば、医療水準が高いため、治療できると考える。

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