【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部の中央MERS(中東呼吸器症候群)対策本部は8日、MERS感染者が87人となり、患者が発生したり立ち寄ったりした病院が24カ所から29カ所に増加したと発表した。MERS患者が発生した地域は5市(特別、広域市)・道から南東部の釜山市を含む6市(特別、広域市)・道に増えた。また80代の男性が同日死亡し、死者は6人となった。 対策本部は新たに23人の感染が確認されたが、最初の患者からの2次感染者が多数発生した平沢聖母病院で新規の感染者が出ていないことなどから、「第1次の流行は終息した」と明らかにした。本部の関係者は「新規の患者はいずれも病院内で感染した」として、「今後、サムスンソウル病院での感染者発生は減少に転じると思う」と述べた。新たな患者23人中、17人はサムスンソウル病院で感染者と接触したり、同病院に一時滞在したりした人だった。 また、最初の患者と接触し、感染したソウル市内の病院の医師が同日に退院し、退院した感染者は2人となった。 感染が確認された87人中死者6人を除く81人のうち、状態が不安定な患者は10人という。 保健当局により隔離措置を取られたのは2508人になり、前日比で147人増えた。隔離を解除されたのは560人から583人と23人増加した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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