MERS（マーズ）感染者87人にのぼる…三星ソウル病院で初の10代感染者も＝韓国

韓国・三星（サムスン）ソウル病院での中東呼吸器症候群（MERS＝マーズ）3次感染者が8日、一気に17人増え、ウイルスの拡散速度がはやくなっている。そのうち、今回初めて10代の患者も発生した。また、16人目の患者から拡散した感染者もこの日、6人増えて、16人目の患者による3次感染者は全部で14人となった。

　8日、保健当局はこのようにMERS陽性判定が出た23人の増加事例を発表した。現在までのMERS患者は計87人だ。

　17人の感染者は14人目の患者が5月27日～29日まで入院していた三星ソウル病院の応急室にいた人たちだ。発熱などの症状があり、MERS遺伝子検査の結果、陽性判定が出た。

　みんな、外来および入院、付き添いなどを目的で応急室に出入りし、このうち78人目の患者（女性、41）と79人目の患者（女性、24）は医療関係者だ。特に、67人目の患者（男性、16）は入院患者で、初めて発見された患者（5月20日）以降、年齢別では初の10代感染者となった。