ソウルのサムスンソウル病院(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルのサムスンソウル病院(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部は8日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が新たに23人増え、計87人になったと発表した。韓国は発症者の数がサウジアラビアに次いで2番目に多い国となった。 新たに感染が確認された23人のうち17人は、先月27~29日にソウルのサムスンソウル病院で2次感染者から感染したとみられる。また、6人は大田市内の2カ所の病院に25~28日と28~30日に入院していた同じ2次感染者から感染した。 サムスン病院で感染した70代の女性の場合は追跡管理の対象外だった。この女性はソウル市内の大学病院2カ所の救急室を今月5~6日と今月6日に訪れた後、隔離された。 当局は同じ時期にこの病院を訪れた人に、感染が疑われる症状があれば自治体のコールセンターかウェブサイトに届け出た後、自宅で待機するよう呼びかけている。 保健福祉部の対策本部はこのように追跡管理対象から漏れた人が大型病院を訪れ感染が広がるのを防ぐため、医療機関と連携し患者の情報システムを構築する計画だ。 対策本部は「平沢聖母病院(ソウル郊外の京畿道平沢市、先月29日に閉鎖)から始まった1次流行は安定化しつつあり、サムスンソウル病院以外の医療機関でも陽性判定は散発的だ」と状況を説明した。今週はサムスンソウル病院関連の感染者が本格的に増えるだろうが、その後は増加数が横ばい、または減少するとの見方を示した。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0