国立中央医療院を訪れた朴大統領=5日、ソウル(聯合ニュース)
国立中央医療院を訪れた朴大統領=5日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴大統領は5日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染が拡大していることを受け、国指定の隔離病院である国立中央医療院を訪れた。先月20日、韓国でMERS感染確定者が出てから朴大統領が治療現場を訪問するのは初めて。 朴大統領は「かつて経験したことのない感染病のため、皆が一丸となって防ぐことが重要だ」と強調。「地方自治体や関連機関が独自に解決しようとすれば混乱を招くだけでなく、効果的に対応する上でも役立たない」として、中央政府と自治体が緊密に協力するよう求めた。4日夜、ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が緊急会見を開き、MERSに感染した市内病院の医師が約1500人が参加した会合に出席したことを明らかにし、中央政府のずさんな対応を批判したことをけん制したものとみられる。 朴大統領は「先月20日に最初の患者が出てから政府が国際基準、マニュアルにのっとって対応したが、結果的には初動対応にミスがあった」と釈明。「現在は可能な手段を全て動員し、民間の専門家と連携し拡大防止のため最善を尽くしていることを信じてほしい」と呼び掛けた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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