【ソウル聯合ニュース】軽微な罪を犯して罰金刑を受けたが、貧困のために支払えない人に無利子で貸し出しを行う韓国の市民団体「ジャン・バルジャン銀行」が発足から100日を迎え、国会で4日、記念式典を開催した。 団体名はフランスの小説「レ・ミゼラブル」で、パンを盗み19年間服役した主人公「ジャン・バルジャン」にちなみ、名付けられた。 式典には廉洙政(ヨム・スジョン)カトリック枢機卿をはじめ、鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長など与野党の国会議員約30人が参加した。 ジャン・バルジャン銀行の運営委員を務める新政治民主連合の洪鍾學(ホン・ジョンハク)議員は、韓国からジャン・バルジャンのような人が出るのを防ぐため、現行の罰金制度を大幅に改編する内容の法案を推進し、式典に合わせ発議する予定と明らかにした。 同法案には罰金刑にも執行猶予を導入し、罰金の納入期限を延長したり、分割納入したりできるようにする内容が含まれる予定だ。 同団体は2月25日の発足後、これまで155人に約2億8600万ウォン(約3100万円)を貸し出した。 yugiri@yna.co.kr
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