韓国空軍の烏山(オサン)基地所属のA元士(軍曹に該当)が、1次検査でMERS(中東呼吸器症候群)陽性判定が出たことが確認され、MERSの脅威が軍前線へ拡大すると懸念されている。
韓国空軍の烏山(オサン)基地所属のA元士(軍曹に該当)が、1次検査でMERS(中東呼吸器症候群)陽性判定が出たことが確認され、MERSの脅威が軍前線へ拡大すると懸念されている。
韓国空軍の烏山(オサン)基地所属のA元士(軍曹に該当)が、1次検査でMERS(中東呼吸器症候群)陽性判定が出たことが確認され、MERSの脅威が軍前線へ拡大すると懸念されている。

 もちろん、現在のところ韓国軍内部でMERS感染者は発生しておらず、軍部隊は外部に比べて安全な地域にあると説明している。

 空軍によると、A元士は足を負傷し、某病院に先月13日から入院していた。該当病院にてMERS患者が発生したことから、保健当局の案内を受けて検査をおこなった結果、去る3日の1次検査で陽性判定を受けたことがわかった。

 今後、2次検査でMERS感染判定が出た場合、軍で発生した初のMERS感染事例となり、MERSが軍部隊の防疫もくぐり抜けることになるのでは、と心配する声があがっている。

 しかし、1次検査で陽性判定を受けたA元士は、入院後、鳥山基地など軍部隊には出入りしていないことがわかった。軍関係者は「MERS感染の対象を”人”と”空間”で区分する必要がある」とし、「まずは軍人が感染したことにはなるが、軍部隊の中にMERSが侵入したわけではない」と説明している。

 軍部隊という空間が本来、隔離された空間であるだけに、軍部隊の外よりは内部がMERS感染のリスクは比較的低い、との説明だ。

 これと関連し、国防部は現役兵士たちが軍外部との接触を最小限にするため、兵士たちの休暇や外泊、面会を制限している。

 韓国政府は各軍の本部などに中央疫学調査班を構成する計画だが、MERS感染の疑いがある者を適時に隔離措置できない場合、部隊の防疫がすぐに崩れるとの懸念も少なくない。

 同件と関連し、軍当局が隔離措置している軍将兵は約80人に達することがわかった。

 国防部関係者は「国軍首都病院に約10人、国軍大田病院に約10人が隔離措置されており、鳥山空軍基地所属の元士と接触、またはその可能性がある人員およそ60人も自宅などで隔離措置している」と明かした。


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