【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の林丙哲(イム・ビョンチョル)報道官は3日の記者会見で、韓国と北朝鮮の民間団体が推進していた6月15日の共同宣言(南北共同宣言)15周年を記念する南北共同行事が立ち消えになったことについて、北朝鮮側が韓国当局に責任を転嫁するのは「非常に不適切」と批判した。 林氏は、韓国側の準備委員会が提案していた共同行事開催に向けた実務協議に北朝鮮側が応じなかったと指摘した。 韓国側準備委員会は2日、北朝鮮側準備委員会が先ごろ、同行事を北朝鮮・平壌とソウルでそれぞれ開催するよう求めるファクスを送ってきたと明らかにした。 北朝鮮側はファクスで、韓国当局が共同行事開催について「純粋な社会・文化的次元」で行われる場合に容認するとの立場を示していながら、これまで同行事をソウルで開催することについて立場を明らかにしていないと非難した。 これに対し林氏は、「政府は民間の交流と協力が民族の同質性回復と南北関係発展に寄与できるよう支援するとの一貫した立場を堅持している」と説明。「南北共同行事も純粋な社会・文化交流の次元で、多くの国民の支持を得ながら推進されることを期待する」と強調した。 また、北朝鮮で干ばつが深刻化している問題については、「可能な方策を総動員して干ばつの状況、食糧事情などを把握していく」と述べた。 ikasumi@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0