【全国総合聯合ニュース】韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスによる初の死者2人(50代の女性と70代の男性)が出たことを受け、小学校などの休校が相次ぎ、人が集まるイベントも中止になっている。 ソウル近郊の京畿道では2日午後4時現在、50代の女性が治療を受けた病院周辺に位置する小学校など、計36校が休校を決めた。幼稚園11園も部分休園する。京畿道教育庁関係者は「今日午後遅くまで学校会議を行って休校を決める学校がさらにあるとみられ、休校する学校は増える見込み」と説明した。  中部の忠清北道にある小学校1校も3~5日、休校する。同校の教師1人がMERS感染者と接触したことが分かり、同教師は現在、同道内の病院で精密検査を受けている。 済州島など一部学校では今月予定していた修学旅行を延期した。教育当局は各校に対し、修学旅行や体験学習などの団体活動を自制するよう求めており、修学旅行などを延期したり、中止したりする学校はさらに増える見通しだ。 一方、京畿道安城市は3日に開かれる予定だった道路の完成式典を中止とし、城南市はプロサッカーのKリーグの街頭応援を取りやめるなど、各地方自治体では多くの人が集まる行事を中止する動きが広がっている。 yugiri@yna.co.kr
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