中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)3次感染者が発生した中、感染症をを眺める閉鎖的な見方がMERS拡大をあおっているという指摘が出てきている。(提供:news1)
中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)3次感染者が発生した中、感染症をを眺める閉鎖的な見方がMERS拡大をあおっているという指摘が出てきている。(提供:news1)
中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)3次感染者が発生した中、感染症を眺める閉鎖的な見方がMERS拡大をあおっているとの指摘が出ている。

 2日、京畿(キョンギ)地域の中・大型病院の関係者によると、MERS恐怖が徐々に拡大される中で、関連症状が見られる患者の受け入れを渋る病院が増えているという。

 MERSと疑われる患者が病院に入院した事実が外部に伝われば、病院のイメージ損傷はもちろん、相当な経済的損失を伴うものとみなす理由からだ。

 このような現状が発生し、MERS感染患者と直接・間接的な接触があった患者の場合、MERS感染患者との接触事実を隠して病院を訪れることになる。

 実際に最初の死亡者の場合、先月25日、京畿・華城市(ファソンシ)の病院に入院していたが、平沢の某病院でMERS最初の感染患者と同じ病院の同じ病棟で治療を受けていた事実は明らかにされなかった。

 このため、この病院は死亡者がMERSとの関連性があるという事実を全く知らないまま、一週間ほどを17病床がある集中治療室で治療した。この期間、この病院を出入りした患者は40人に達し、医療スタッフも50人に達していたことがわかった。

 また先月27日、同じ病院に入院していたまた他のMERSと疑われる患者も入院当時、関連内容を知らせず、4日間、一般病室で治療を受けた。

 この患者は同月30日夜、MERS感染判定を受けており、翌日午前にソウルの国指定隔離病所に移された。

 ある大学病院の関係者は「病院でMERSと疑われる患者の受け入れを渋ると、本当に緊急の患者は自分の行動や症状などを隠したまま、病院を訪れるしかない」とし「保健当局で患者の譲歩などを事前に共有してくれない以上、病院自ら患者を選別するのは不可能だ」と述べた。

 また他の病院関係者は「保健所に聞いてもMERSと疑われる患者がどのような経路で移動して動いたのか全く教えてくれない」とし「当局の閉鎖的方針が災いを大きくしているようだ」と指摘した。

 これに対し地域保健所の関係者は「現在、隔離者などについては体温計などを提供して1日に2~3回確認の電話をして、健康状態などをチェックしている」とし「彼らが管理範囲から脱し、病院を訪れる確率は、ほぼない」と述べた。

 韓国国内のMERS感染患者は計25人(2日基準)で、このうち2人が死亡した。また、追加感染患者のうちでは3次感染者が2人いることが確認された。



Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0