コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が2日発表した国際収支(速報値)によると、4月の経常収支は81億4000万ドル(約1兆159億円)の黒字だった。黒字額は前年同月の71億6000万ドルに比べ増加したが、前月比では22億9000万ドル減少した。 経常黒字は2012年3月から38カ月連続。1986年6月から38カ月続いた最長記録に並んだ。 韓国銀行は今年の経常黒字が国際原油価格下落などの影響により過去最高の960億ドルに達すると見込んでいる。 経常黒字は2013年が811億5000万ドル、昨年が892億2000万ドルで、続けて過去最高を更新した。ただ、最近は輸出以上に輸入が減少することで生じる「不況型黒字」の様相を呈している。これに伴い、ウォンが上昇し輸出競争力に打撃を与えている点も問題となっている。 4月も原油安の影響で輸出以上に輸入が減少し、商品収支(貿易収支に相当)の黒字は前月の112億5000万ドルから125億6000万ドルに増加し、月間ベースで過去最高を記録した。 輸出は503億8000万ドルで前年同月比11.2%減、輸入は378億2000万ドルで同17.9%減となった。 サービス収支は旅行収支悪化などの影響で11億3000万ドルの赤字。前月(9億7000万ドル)に比べ赤字幅が拡大した。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支は、12月決算法人の配当支払いが急増し、前月の5億3000万ドルの黒字から28億4000万ドルの赤字に転落した。赤字額は過去最大。 経常移転収支の赤字は前月の3億8000万ドルから4億6000万ドルに拡大した。 hjc@yna.co.kr
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