【ソウル聯合ニュース】韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染者2人が死亡した。国内初の死者となる。 保健福祉部は2日、急性呼吸器不全で1日に死亡した50代の女性について、MERSコロナウイルスの感染を確認したと発表した。また、6人目に感染が確認された70代の男性が死亡したことも明らかにした。 50代の女性はぜんそくによる呼吸困難で5月11日から入院していた。15~17日に国内最初の患者に接触した後、体調が悪化し、今月1日に死亡した。 保健当局は女性の所在を把握しておらず、死亡当日に入院先を知った。死亡前に検体を採取したが、女性は国指定の隔離病床に移せる状態ではなかった。検査の結果、女性は陽性と判明した。 70代の男性は先月15日、外来診療を受けるため訪れた病院で、国内最初の患者と接触した。一時この病院に入院した後、主に自宅で療養していた。24日に高熱が出て、27日に隔離病床に移され、翌日に感染が確認された。当局の当初の隔離対象ではなかった。 一方、保健福祉部によると、1日に新たに6人の感染が確認され、感染者は25人に増えた。これまで確認されていなかった3次感染の2人を含む。 初めて3次感染が確認された2人は70代の男性で、今回新たに感染が確認された患者が入院していた同じ病室で5月28~30日に治療を受けていた。 mgk1202@yna.co.kr
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