ソウル中央地裁に出廷する加藤氏=1日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル中央地裁に出廷する加藤氏=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損した罪で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前支局長の公判が1日、ソウル中央地裁であった。地裁は加藤氏がコラムで旅客船セウォル号の事故当日に朴大統領が会っていたとした元側近のチョン・ユンフェ氏の通話記録の照会のため、要請があれば通信事業者の捜索令状の発布を検討する方針を明らかにした。 加藤氏側はチョン氏が検察の調査を受ける前、事故当日に会ったと主張するイ・セミン氏と口裏を合わせた可能性があり、昨年8月中旬の携帯電話の記録を調べる必要があるとして、通信事業者のSKテレコムに照会を要請した。だが、SKテレコムは法律上の義務がないとして、拒否したという。地裁は裁判所が強制捜索の令状を発布できるとして、書面で要請するよう求めた。 公判で証人尋問が行われる予定だった朝鮮日報記者のチェ・ボシク氏は先月29日に欠席理由書を提出し、出廷しなかった。加藤氏は、コラムはチェ氏が朝鮮日報のウェブサイトに掲載した記事を引用したものとして、チェ氏の承認出廷を申請していた。 地裁によると、チェ氏は取材源保護のため、具体的な取材経緯を公開できず、出廷しても検察の調査で回答した内容以上の情報は明かせないと伝えたという。 加藤氏側は出廷しなかったチェ氏に過料を賦課するよう求めたが、地裁は欠席理由書を提出したため過料を賦課できず、再び出廷を求めることにした。 次回公判は今月29日に開かれる。  kimchiboxs@yna.co.kr
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