基調演説する尹長官=1日、ソウル(聯合ニュース)
基調演説する尹長官=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は1日、北朝鮮問題に関連し「人権に対する尊重なくしては持続的な平和と安定はありえない」との考えを示した。ソウル市内のホテルで開かれた欧州安保協力機構(OSCE)・アジア会議開幕式の基調演説で述べた。 尹長官はまた、「安保だけでなく経済・人権の側面でも北を見極めるため包括的なアプローチが緊要だ」と強調した。 さらに今年、韓日国交正常化50年、第2次世界大戦の終戦から70年を迎えることを念頭に「東アジアが過去の傷を癒し未来に進む絶好の機会だ」と述べた。 その上で「欧州の協力と和解は過去の過ちに責任がある当事者が、過去をきれいに清算し現在において、より責任ある行動を取ったため可能だった」と指摘。日本に対し間接的に積極姿勢を求めた。 OSCEは欧州諸国や米国、英国、カナダ、モンゴルなど57カ国が加盟する安保協力機構。最近ではウクライナでの休戦監視に取り組んだ。 会議はOSCEと韓国、日本、タイなどのパートナー国が主要安保問題や協力策を議論することを目的として、各国が毎年持ち回りで開催している。 sjp@yna.co.kr
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