【ソウル聯合ニュース】来韓中のマイク・ロジャース米下院軍事委員会戦略軍小委員長は29日、聯合ニュースの取材に対し「北朝鮮は(核弾頭の小型化が)できるとみている。既に(小型化が)完了しているかもしれない」と述べた。 ただ、ロジャース氏は核弾頭の小型化について具体的な根拠には触れず、「われわれが扱ってきた情報の領域だ」と説明した。 また「北朝鮮がそうしたこと(小型化)に言及しはじめ、実際に動いているとする情報にわれわれが接した場合、北朝鮮の技術的能力がかなり向上した、もしくは到達したと仮定すべきだ」と強調した。 その上で、「北朝鮮の行動を変化させるため、中国が真摯(しんし)に取り組んでいるという姿勢は見られない」と指摘。「北朝鮮が本当に行動の変化を見せるなら、それは中国が関与した結果だ」として、中国に積極的な役割を果たすよう求めた。 このほど北朝鮮が発表した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射実験については「写真に写ったシーンは実際に起こったことだと信じている」と話した。また、「関連技術の具体的な完成時期より重要なことは、北朝鮮の敵対的意図だ」とした。 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備については、「韓国政府が決めるべき事項」としながら、「それが必要であれば米政府はパートナーになる用意があり、米議会もそれ(韓国配備)を支持することを確信している」と述べた。 下院代表団として共に来韓した民主党のジム・クーパー議員は、インタビューで「中国が北朝鮮の行動を十分にコントロールできていれば(朝鮮半島に)THAADは全く必要ない」と指摘している。 sjp@yna.co.kr
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