【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスングループの第一毛織とサムスン物産が26日、それぞれの取締役会で合併を決議した。両社は7月の臨時株主総会を経て、9月1日付で合併を完了する計画だ。 存続会社は第一毛織で、サムスン物産との合併比率は1対0.35とする。社名は世界的なブランド知名度を考慮すると同時にグループの創業の精神を承継する意味で、サムスン物産に決まった。 新会社の売上高は34兆ウォン(約3兆7700億円、2014年基準)に上る。建設と商社部門を備え、ファッションや食品・飲料、リゾートなど生活全般にかかわる総合サービスを提供する企業が誕生する。サムスングループが力を入れるバイオ事業にも積極的に関与する見通しだ。サムスンバイオロジクスの保有株は第一毛織とサムスン物産を合わせ51%で、筆頭株主として安定性と成長を追求することになる。 新会社は主力事業のグローバル競争力と相乗効果を強化し、2020年に売上高60兆ウォンを目指す。 この合併を弾みに、サムスングループの再編作業も加速する見込みだ。同グループは昨年、サムスンSDIと第一毛織の素材部門を合併する一方、第一毛織とサムスンSDSを上場させている。また、グループの支配構造が単純化し、循環出資の解消も進むと予想される。 mgk1202@yna.co.kr
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