【ソウル聯合ニュース】海外の女性平和運動団体「ウィメンクロスDMZ(Women Cross DMZ、WCD)」が21日、韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)を徒歩で縦断して韓国入りする計画について詳細を明らかにした。 同団体は北朝鮮の開城を24日午前8時ごろ出発し、午前9時に南北軍事境界線がある板門店で記者会見を行い、午前11時にDMZを歩き、正午に南側板門店を通過するという。 韓国統一部は同団体に板門店経由ではなく北朝鮮の開城と韓国の京畿道・坡州をつなぐ京義線の陸路を利用するよう促したが、同団体は板門店について、「休戦協定が締結された場所であり、まだ解決していない戦争の最も象徴的な残滓(ざんし)」と主張。政府の意向を受け入れず、板門店の通過に固執してきた。 徒歩縦断プログラムは米国の女性運動家グロリア・スタイネム氏を中心に企画された。米国、英国、日本など15カ国から集まった女性約30人が参加しているとされる。 一行は現在、北朝鮮の平壌に滞在中で、24日に韓国入りし、坡州の臨津閣にある公園で平和をテーマにしたイベントを行う予定だ。26日に出国する。 参加者の1人で、2011年のノーベル平和賞受賞者であるリベリアの女性平和活動家リーマ・ボウイー氏は同日、「朝鮮半島の摩擦と、別の全世界の摩擦に人間性を再び呼び起こすために連帯する気持ちで歩く」とした上で、「小さい行動が世の中を正すのに寄与することを信じる」と計画の趣旨を説明した。 yugiri@yna.co.kr
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