北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が首領(金正恩)に対する領導拒否によって処刑されたという主張が16日、提起された。(提供:news1)
北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が首領(金正恩)に対する領導拒否によって処刑されたという主張が16日、提起された。(提供:news1)
北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が首領(金正恩)に対する領導拒否によって処刑されたという主張が16日、提起された。

 北朝鮮専門メディアである「デイリーNK」は、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)近郊の平安南道(ピョンアンナムド)の消息筋の話として「最近、北朝鮮軍政治講演でこのような内容が言及された」と伝えた。

 最近、北朝鮮国境地域の軍部隊将校を相手した政治講演で、玄氏が「独断と専横の軍閥主義者」とされたという。

 さらにこの講演では特に玄氏について「首領の領導を拒否した」とし、「軍隊は首領の唯一の領導に忠実にならなければならず、無条件に受け入れなければならない」と強調したようだ。

 北朝鮮北東部にある両江道(リャンガンド)の消息筋も「デイリーNK」に「将帥が見ている前で、玄氏が高射砲で銃殺されたという話を10日前、上級幹部に聞いた」とし、「最高尊厳の指示に誠実に従うことができず、自己流にしようとし、会議で眠ったりもしたと聞いた」伝えた。

 また、今回の玄氏の粛清をきっかけに軍幹部に対する思想検証も実施される可能性があり、軍内部で「高位職は嫌だ」という言葉も出てきていると伝えられている。

 韓国国家情報院は今月13日、玄氏が金第1書記に対する不敬及び不忠の罪で粛清され、処刑されたという諜報があることを明らかにしていた。

 しかし玄氏はその後、北朝鮮の公営メディアに姿を現し続けており、粛清の強度や処刑の有無について具体的に確認されていなかった。


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